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債権回収

債権者都合の売却

債権がサービサーに売却されるのは通常不良債権化したときです。
でも、債権者の都合で売却されるときがあります。
住宅ローンを正常に返済しているんだけれど、債権者側で住宅ローンから撤退したり、資金調達のため売却する場合です。
借りてる方からすると、いきなり内容証明が送られてきて、きちんと返済しているのに何やねんこりゃ、ってことです。会社名見ると何某ビーシー有限会社とか、何某インベストメント合同会社とか書いてて、そもそも合同会社ってなんや、って感じでしょう。
初めに買ったところが飛んだりすればもう1回売られるわけで、ボロワからするといい加減にせい、といいたいところでしょう。
しかも正常返済されている債権は担保処分・早期回収というアップサイドの要素がなく、おいしくない・儲からない債権で、サービサーには時間・労力をかけるインセンティブが働きません。そんな中でサービサーは少ないリソースで多くの金融機関が組成した債権を扱っており、残念ながら時折元金充当のつじつまが合わなくなることもあります。
これらの状況がすべて当てはまった時の回収担当者はかなりヘビーです。
債務者から詰められることもあるし、回収金額が小さく自身の評価につながりにくいからです。債務者と同調して前の債権者、つまり飛んじゃったところの悪口でも言いたいところでしょうね。
お疲れ様です。

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