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企業担保_2

ところで、実際に企業担保を設定したとする。
企業担保はどうやら抵当権や質権等の一般的な担保物権すなわち別除権には劣後する、当たり前といえば当たり前。
そうすると、担保力という意味では企業全体の価値からそれらの価値を引いたものになり、査定が極めて困難となり、積極的な評価はできない。
すなわち、破綻時にはあわよくば一般債権者よりは優先してね、という程度のもの、いわゆる「添え担保」みたいなものに思える。
第三者への流通を想定している債券の担保としては、優先権が認められ価格査定がしやすいものの方がいい、商業不動産担保や居住用不動産ね。
こういうのは、CMBSやRMBSになっている。賃料というわかりやすいキャッシュフローと、比較的わかりやすい必要経費、価格変動はあり得るが優先充当権のある抵当権が裏付けとなっている。

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